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筑定小史

 時の将軍徳川家慶の項、天保3年(1837年)現社長曾祖父岩松が今の浅草浅草寺に海産物問屋を営み始め、江戸末期にその長男茂助が、今の深川永代の地に移り住み家業を継ぎました。当時の大横川の川沿いは、茂助のように生け簀を備えた活魚問屋で賑わっていました。

 冷蔵庫も無い時代、日々仕入れる浅利・蛤・あみ・小女子等を無駄にしないよう、醤油・みりんで煮はじめたスタイルを、次世定吉が佃煮の筑定として大正七年創業しました。屋号の由来は、岩松祖先が九州筑前の出である事と定吉の名前の一字をとったもの。併せて深川不動尊参道に店舗を構え、オリジナル五輪煮を考案し参拝客にも好評を得て全国的に高級佃煮として慣れ親しまれております。

 三代目社長は東京都知事青年技能賞を受賞した腕前で、当時から今日に至るまで全て手造りの行程により、量より質の良さを大切に伝統の味を守り続けております。通販やTVにも度々取り上げられ、皆様にご好評いただいております。

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